初心者28人がマーチングに挑む、目標できた効果で全国大会出場の快挙(奏でるコトバ、響くココロ)

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島根県大田市立大田西中学校

“幸せ”を配る集団になる

 島根県大田市の大田西中学校は、7年前に2校が統合して開校した公立中学校だ。吹奏楽部は3年生が引退したあと、1、2年生28人で活動している。

 現部長は2年生の「ナッチャン」こと知野見夏生(ちのみ・なつき)。小学校ではバスケットボールをやっていた。

 ナッチャン世代の入学と同じタイミングで顧問の角国孝広(つのくに・たかひろ)が赴任し、吹奏楽部は徐々に活気づいていった。ナッチャンも少しずつクラリネットに慣れ、みんなで演奏する楽しみを感じ始めていた。

 「中2になったら、もっといい演奏ができるようになりたいな」

 ナッチャンのやる気は高まっていたのだが、そこに起こったのが新型コロナウイルスの感染拡大だった。

 2020年3月から学校や部活動は3カ月近く休止となった。その間に吹奏楽コンクールなどの中止が決まり、定期演奏会もなくなった。部活が再開されても、目標は失われたままだった。

 大田西中吹奏楽部の今年度の…

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