J1、26日に神奈川ダービー

岩本修弥、斎藤茂洋、上嶋紀雄
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 サッカーJ1が26日、J2が27日に開幕する。J1は、昨季王者の川崎フロンターレがホームに2019年王者の横浜F・マリノスを迎える、「神奈川ダービー」がオープニングマッチとして行われる。湘南ベルマーレと横浜FCは27日に開幕戦。J2に初挑戦するSC相模原は28日に初戦があり、県内のチームの活躍が期待される。

 神奈川ダービーの見どころは両チームの攻撃陣。先制点が鍵になりそうだ。

 川崎フロンターレは圧倒的な得点力で、昨季、史上最速優勝を果たした。注目は1年目ながら13得点を挙げたMF・三笘(みとま)薫選手(23)だ。川崎市出身の三笘選手は高校時代にフロンターレの下部組織でプレーし、筑波大を経て加入した。持ち前の瞬発力を生かしたドリブルを武器に相手ゴール前を脅かす。

 一方、昨季は9位に終わった横浜F・マリノス。FW・仲川輝人選手(28)がけがから復帰し、王者復活へ淡々と準備を進める。19年にMVPと得点王の2冠に輝いた仲川選手の活躍は、上位浮上に欠かせない。守備の要を担うMF・扇原貴宏選手(29)は「フロンターレは攻撃的なチーム。ディフェンスから流れをつくり、王者に勝って自信をつけたい」と意気込む。

 サポーターも開幕を心待ちにしている。初戦の舞台となる等々力陸上競技場川崎市中原区)近くにある川崎フロンターレの公式グッズショップ「アズーロ・ネロ」では、連日サポーターが続々と来店。担当者によると、背番号付きのユニホームやタオルマフラーの売れ行きが好調だという。

 19日に同店を訪れた高津区の会社員大谷清明さん(61)は、中村憲剛選手の引退試合など昨季は5試合を観戦。今季も既にチケットを予約済みだという。「勝っても負けても明るい気持ちになれるのがフロンターレの魅力。でも、なんとか初戦を勝って調子よくいってほしいよね」

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 湘南ベルマーレは、27日にホームのレモンガススタジアム平塚でサガン鳥栖と対戦する。感染拡大防止を図りながら楽しんでもらおうと、開幕戦に限り、来場者全員にフェースマスクを無料で贈る。

 鼻から首元付近までを覆う筒状で高さが50センチ、幅が24センチ。デザインは黄緑を基調としたホームゲーム用のユニホームと同じだ。今季のスローガンは「One Bellmare」(ワン ベルマーレ)。「全ての方々と一体感をもって一つになり戦う」などの思いを込めた。当日は感染拡大防止のため、入場者数の上限は5千人。サポーターは通常より少ないが、ユニホームと同じデザインのマスクを着けて勝利を願う。

 横浜FCは、27日にアウェーで北海道コンサドーレ札幌と顔を合わせる。13季ぶりにJ1に復帰した昨季は15位。スローガンに「RECORD THE BLUE(青で塗りかえろ)」を昨季に続いて掲げ、歴史を塗りかえようと意気込む。指揮を執るのは就任3年目の下平隆宏監督(49)。J1定着に向け、主に前線を補強した。エースナンバーの10番を背負うことになったMF中村俊輔選手(42)、26日で54歳になるリーグ最年長のFW三浦知良選手のベテラン勢も注目だ。

 J3からJ2に昇格したSC相模原は、28日にホームの相模原ギオンスタジアムで京都サンガと対戦する。今季のスローガンは「変革2021」。3季連続で「変革」を掲げたことについて、三浦文丈監督(50)は「まだ変革は終わっていない。さらに積み上げて変革を進めていく」とコメント。まずはJ2定着が目標だ。コロナ禍による入場制限で同スタジアムは約3千人を収容人数としている。足を運べないサポーターのためにも、クラブはSNSで積極的に情報を発信している。(岩本修弥、斎藤茂洋、上嶋紀雄)