五輪延期の祝日ズレ、解決したい カレンダー修正シール

宮脇稜平
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 東京五輪パラリンピックが1年延期されたため、現在流通している今年のカレンダーの多くは、実は祝日がずれている。この問題を解決したいと、埼玉県八潮市の企業が修正用のシールセットを発売した。「カレンダー屋として正確なものを届けたい」との思いからだ。

 いま使っているカレンダーに貼れる赤色と黒色の数字のシールで、約300種類のカレンダーなどを手がける「トライエックス」(沼端〈ぬまはた〉宏社長)が作った。

 改正東京五輪パラリンピック特別措置法で、今年は「海の日」が7月22日、「スポーツの日」が同23日、「山の日」が8月8日になった。延期後の五輪開閉会式の前後を連休にするためだが、今年のカレンダーには、例えば海の日が7月19日のままで22日は平日になっているものも多い。

 業界団体の日本印刷産業連合会によると、カレンダーは前年の11~12月が販売のピークで、10月ごろに生産が盛んになる。ところが、特措法の成立が昨年11月末だったため、多くが変更された祝日を反映できなかった。

 2019年に新元号が発表されたときにも短期間で「令和」表記のカレンダーを製造した同社は、今年に入ってすぐに修正シールの生産準備に取りかかった。シールは自社製他社製を問わず対応できるように大きさが違う5種類のセットで、税込み308円。大手通販サイトで販売されているほか、書店や文具店でも取り扱われる予定という。問い合わせは同社(048・998・7111)へ。(宮脇稜平)