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 【山梨】発芽野菜の生産販売を行う「村上農園」(広島市)の植物工場「スーパースプラウトファクトリー」が北杜市明野町に完成し、このほど完工式があった。2022年内をめざしているフル稼働に入ると「ブロッコリー スーパースプラウト」を年間約7千万パック生産できる。

 式で北杜市の上村英司市長は「先進的な設備で生産を行い、地域雇用にも取り組んでもらえると聞いており、大きな期待を寄せています」とあいさつした。

 同社は、9年前に北杜市に進出し、豆苗の生産センターを開設した。今回は市内で2カ所目で、全国では10カ所目の生産拠点になる。スーパースプラウトの生産施設としては、静岡県焼津市の大井川生産センターに次いで2カ所目だ。

 敷地約9470平方メートル。地上1階地下2階建てで延べ床面積約9480平方メートル。現在は1日約1万パックを試験生産中で4月から量産稼働させる。夏をめどに、人工樹脂でできた透明な直径1・15メートル、長さ1・6メートルの筒状の栽培装置264台を導入し、1日約10万パックの生産体制にする。

 さらに来年中に栽培装置を倍増させ、1日約20万パックの生産体制とする予定。完全人工光型の植物工場としては国内最大級となり、大井川生産センターの約2倍になる。同社の20年12月期の売上高は約106億円。スーパースプラウトファクトリーがフル稼働すれば、ここだけで約70億円の出荷額を見込む。

 今後、仙台市や北海道にも生産拠点をつくり、売上高は年間250億円をめざすという。村上清貴社長はこう話す。「9年前に北杜市に進出した当時に比べ、売上高は3倍強に発展した。交通の便がよく、水質のよい水が豊富にあるのが大きな魅力。この施設をさらなる発展のバネにしていきたい」(三ツ木勝巳)

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