ルール厳格化 でも後を絶たぬ官僚接待「住む世界違う」

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木村浩之
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 菅義偉首相の長男が勤める「東北新社」による総務省幹部の接待問題では、行政の中枢を担う官僚が高額の接待を繰り返し受けていた実態が明らかになった。過去の接待汚職を受けてルールは作られたが、接待は後を絶たない。「政府を信用できなくなる」。市民からは批判の声が上がった。

 「コロナ禍に接待を受けていたなんて、二重で驚いた」。総務省が幹部らの処分を発表した24日、文部科学省のある幹部はこう語った。総務省の調査結果によると、計38回あった接待のうち7回が、コロナ禍の昨年7月以降だった。

 総務省幹部らは、利害関係者からの接待を禁じた国家公務員倫理規程に違反したとされる。国土交通省の幹部の一人は「これだけ厳しくルールが徹底されている中であり得ない話だ」と切り捨てる。「利害関係者と会食に行くときは、こちらの立場を理解してくれる相手としか絶対に行かない」とも話す。

 倫理規程は、100人を超す処分者を出した旧大蔵省の接待汚職などをきっかけに、2000年に施行された。それまで各省庁の内規だった倫理規程を、法令に基づく規程に改めることで綱紀粛正を強化した。

 その旧大蔵省を前身とする財…

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