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 米食品医薬品局(FDA)は24日、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発する新型コロナウイルスのワクチンについて、1回の接種でも十分な有効性があるとする分析結果を公表した。専門家による諮問委員会で26日に議論し、早ければ月内に緊急時の使用許可が認められる。

 許可されれば、米国では米ファイザーと独ビオンテックのワクチン、モデルナのワクチンに続き3種類目で、1回接種で済むワクチンは初めてとなる。

 FDAによると、J&Jのワクチンは米国や南アフリカなどで4万人以上を対象にした臨床試験(治験)をし、1回の接種で新型コロナの発症率を66%減らす効果があった。重症化率も85%減らす効果があり、一方で使用許可を妨げるような安全上の懸念は特定されていないという。

 米疾病対策センター(CDC)によると米国では23日時点で、4400万人以上が少なくとも1回のワクチン接種を行っており、18歳以上では人口の17%になる。

 同社は日本でも250人を対象とした治験を実施している。(ワシントン=香取啓介)