ミャンマー軍政外相がタイ訪問 ASEAN各国の思惑は

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バンコク=福山亜希、ジャカルタ=野上英文、シンガポール=西村宏治
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 クーデターで国軍が権力を掌握したミャンマーのワナマウンルウィン外相が24日、タイを訪問し、プラユット首相らと会談した。クーデター後、閣僚の外国訪問が確認されたのは初めて。同じ東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国にクーデターへの理解を求めたとみられる。国際社会の批判が高まるなか、ASEAN側にも収拾策を模索する動きがあるが、容易ではないのが実情だ。

 クーデター後に国軍が任命したワナマウンルウィン外相はこの日、タイのプラユット首相やドン副首相兼外相、タイに滞在していたインドネシアのルトノ外相と会談した。ミャンマーはクーデターで国際社会の厳しい批判にさらされており、まずは近隣の「仲間たち」に状況を説明した形だ。

 プラユット氏は2014年に陸軍司令官としてクーデターを主導し、現政権はその後の軍事政権の流れをくむ。ミャンマー国軍トップのミンアウンフライン最高司令官は1日のクーデター後、プラユット氏に書簡を送り、権力掌握の理由を説明して「ミャンマーの民主主義」への支持を求めたとされる。今回の会談でも国軍の対応に理解と支持を求めたとみられる。

 「ASEANの盟主」を自任するインドネシアは、事態の収拾策を模索してきた。クーデター後の混乱が長引けば、地域全体の政治にも影響が及ぶとの懸念からだ。

 クーデターから4日後の5日…

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