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 山田真貴子・内閣広報官が衆院予算委員会に参考人として出席した。最初の質問者の立憲民主党の黒岩宇洋氏は山田氏に対し、菅義偉首相が昨年10月にNHKの「ニュースウォッチ9」に出演した後、NHKに電話をかけたかどうかを尋ねた。

 番組では、日本学術会議の会員候補の任命拒否問題で、首相が「説明できることとできないことがある」と語った。一部のメディアは、番組後に山田氏がNHKに電話して抗議したと報じていた。

 山田氏は同委で「総理のNHK番組出演に関しまして、番組出演後に電話をおこなったことはございません」と否定した。

 同委にはNHKの前田晃伸会長も出席。前田氏は「山田広報官から抗議の電話を受けた事実はない」と述べた。黒岩氏は重ねて「抗議でなくても電話がかかってきた事実は無いか」と尋ねたが、前田氏は「取材制作の過程にかかわる事項につきましては、原則としてお答えすることは差し控えております。ただ、現場にも確認いたしましたが、山田広報官から抗議の電話を受けたことはない」と繰り返した。

 黒岩氏は続けて、山田氏に対し携帯電話の通話履歴からNHKに電話した事実を確認できないか尋ねた。山田氏は「私自身の携帯の電話履歴を確認したが、NHKへの発信の記録はなかった」と否定した。