あおり運転、法改正後半年で58件摘発 ドラレコが活躍

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田内康介
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 「あおり運転」(妨害運転)が道路交通法で新たに罪と定められた昨年6月30日から12月までの半年間に、そうした運転をしたとして警察は58件を摘発し、57人を逮捕・書類送検した。警察庁が25日発表した。54件ではドライブレコーダーの映像があった。捜査に活用され、妨害目的の立証につながったとみられる。

 違反の対象となる行為は10あり、摘発された58件の内訳は、「車間距離の不保持」13件、「急ブレーキ」11件、蛇行運転や幅寄せなど「安全運転義務違反」10件、「急な車線変更」9件などと続いた。自転車での蛇行運転や飛び出すなどした行為も含まれる。人身事故は7件。いずれも軽傷事故で11人がけがをした。

 高速道路でほかの車を停止させるなど「著しい交通の危険」を生じさせた行為は罪が重くなるが、58件のうち17件あった。

 道路別では、高速道路であおり運転をしたとして摘発されたのは14件だった。

 都道府県別に多い順でみると、大阪が7件、埼玉、岡山が6件ずつ、北海道が4件、東京、京都、千葉が3件ずつ。容疑者の年代別では40代が18人、30代と50代が13人ずつ、20代が6人、60代が5人だった。

 また、「車間距離の不保持」で取り締まったのは6536件で、うち高速道路では5766件だった。前年同期と比べ、それぞれ1656件、1754件減った。警察庁厳罰化によって抑止効果が出ているとみている。

 あおり運転は、2017年6月に神奈川県の東名高速で起きた事故をきっかけに社会問題化。停車させられたワゴン車が大型トラックに追突され、夫婦が死亡、子ども2人がけがをした。その後も被害が絶えず、道交法が改正された。

 罰則は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金。高速道路でほかの車を停止させるなどして「著しい交通の危険」を生じさせた場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰金とした。(田内康介)

あおり運転(妨害運転)の摘…

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