拡大する元雪組トップ娘役の愛加あゆさん。5月からミュージカル「ブロードウェイと銃弾」に出演予定=萩原賢一郎撮影
宝塚歌劇団の元トップ娘役、愛加(まなか)あゆさんは雪組ひとすじの91期生。泣きながら稽古をしたあの舞台や退団公演の思い出、コロナ禍のいま、感じていることなどを語ってもらいました。
宝塚歌劇団OGのみなさんが、次の人を指名しながらリレー形式で登場するインタビュー企画。今回は、元雪組男役の森なな子さんから、愛加さんへ。
入団した2005年から、9年あまりを過ごした雪組は家族のよう。厳しく指導していただくことはもちろんありましたが、根本には絆があると感じていました。
いろんな役をいただけるようになったのは、入団6年目ごろ。「ハウ・トゥー・サクシード」のスミティ、「ドン・カルロス」の眼帯を付けたエボリ公女。可愛らしい役だけでなく、コメディー要素の強い役や、悪女っぽい役も経験できたことは強みになりました。
舞台に立つことの怖い時期や自分否定期もありましたが、それでも続けられたのは、ファンの方が支えてくださったから。お稽古のとき、楽屋口の「入り出待ち」ではいつもエネルギーをいただきました。
トップ娘役に就任するとき、(元雪組トップスターの)壮一帆(そうかずほ)さんにごあいさつの電話をしました。
「あゆっち(愛加)も色々あっ…
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