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 出版科学研究所は25日、2020年のコミック市場の推定販売金額が6126億円となり、25年ぶりに最高額を更新した、と発表した。コロナ禍の中での巣ごもり需要に加え、「鬼滅の刃(やいば)」が紙、電子とも大ヒットし、前年から23%増えた。

 電子は、前年比31%増の3420億円。減少が続いていた紙の市場は19年ぶりに増加に転じ、前年を13%上回った。昨年、23巻で完結した「鬼滅の刃」が紙だけで300億円規模の売り上げとなった。紙の単行本は、「鬼滅」を除いても前年を上回り、全体で24%増となった。

 一方、紙の雑誌は減少が止まらず、13%減の627億円。これまでのコミック市場の最高額は1995年の5864億円だったが、当時は雑誌が3357億円と6割近くを占めていた。(滝沢文那