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 J2のヴァンフォーレ(VF)甲府は28日、アウェーで千葉との開幕戦を迎える。新スローガン「未来へ~Unite for the Next~」を掲げ、5年ぶりのJ1復帰を目指す。

 「このメンバーで昇格争いを十分にできる」と佐久間悟ゼネラルマネジャー(GM)は力を込める。今シーズンの目標に勝ち点80以上、得点65以上を掲げる。

 課題は得点力。昨シーズンは昇格への目標数値として1試合平均1・5を掲げたが、1・19にとどまった。昨季は16勝9敗17分け、勝ち点65で4位。引き分けはリーグ最多の17。勝ち切れない試合が目立った。FW陣は宮崎純真を除き、顔ぶれが一新。J2愛媛から有田光希、J1大分から三平和司ら実績のあるストライカーを中心に獲得した。

 昨季、左サイドからドリブルで好機を演出し、3得点を上げたMF泉沢仁は、J1横浜F・マリノスから完全移籍となった。

 だが、緊急事態宣言が延長されるなか、ポストプレーを期待され、「Jリーグでプレーするのが夢だった」というウィリアン・リラ、若くてシュート力があるパウロ・パイヤのブラジル人FW2人が来日できないまま開幕を迎える。伊藤彰監督は「痛手だが、今の戦力でしっかりと戦うだけ」と気を引き締める。

 新戦力13人を迎え、1月中旬から2月中旬まで静岡、宮崎両県でのキャンプで連携を深めるほか、昨季途中から導入した攻守でのシステムが変わる「可変」を戦術に落とし込んだ。キャンプ後半を中心にJクラブと7試合の練習試合を行い、実戦感覚も磨いた。

 24日の練習で伊藤監督は「アバウトでもいいからパスを入れながら、セカンドボールを拾う」とゴールに向かう姿勢を選手に求めていた。サポーターには、「昇格を目指す熱い思いを持ったすべての選手のプレーに注目してほしい」とメッセージを送った。(田中正一)

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