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 愛知県蒲郡市出身の漫画家大橋裕之さんの同名短編作品を原作に、市内ロケが行われた映画「ゾッキ」が、3月20、21両日、全国に先駆けて市内の官民施設で先行公開される。共同監督を務めた竹中直人さんら俳優3人も舞台あいさつにかけつけ、花を添える。

 原作を見初めた竹中さんが俳優仲間の山田孝之さん、齊藤工さんと共同監督を務め、吉岡里帆さんや松田龍平さんら多くの俳優が起用に応えた。昨年2月の市内ロケでは市民がボランティアやエキストラとして参加するなど地域ぐるみで支えた。

 かつて娯楽を提供した映画館は現在、市内になく、市民会館や蒲郡信用金庫本店など観客を収容できる施設を両日限りの「映画館」として開放する。ロケ後に「大変お世話になりました」などと談話を発表した竹中さんら監督3人が一部会場に招かれ、撮影秘話でわかせてくれそうだ。

 入場料は1人1400円。入場券の販売は抽選による。来場を市民に限る「市民枠」のほか、「一般枠」を用意。市ホームページに設けた専用フォームで25日から来月9日まで申し込みが始まったが、問い合わせが相次いでいる。市は各会場で新型コロナ対策を徹底する。担当者は「関心の高さを感じる。成功させたい」と意気込む。

 市民枠の会場に限り、はがきによる申し込みも期間必着で認めている。問い合わせは市シティセールス推進室(0533・66・1225)。

 「ゾッキ」の劇場公開は県内が同月26日から。全国公開は4月2日から。

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 愛知県豊橋市ゆかりの映画作品を上映する「ええじゃないか とよはし映画祭」が3月12~14日に開かれる。新型コロナウイルスの影響で会場上映を見送り、長編や短編など20本をオンラインで配信する。

 配信作品は「豊橋ふるさと大使」を務める園子温監督の代表作「愛のむきだし」や同大使の平田満さんが出演し、豊橋で全編ロケが行われた「家族マニュアル」など9本の招待作に加え、コロナの感染拡大で中止した昨年の前回映画祭でコンペティション部門の1次審査を通過後、最終審査が見送られた11本。グランプリなど3賞を決める。

 招待作(長編)1本と関係者トークの組み合わせなど視聴方法は3種類。料金は各1千円。問い合わせは実行委員会(市シティプロモーション課、0532・51・2179)。(床並浩一)

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