ニューヨーク=藤原学思
米国の新しい国連大使として、リンダ・トーマスグリーンフィールド氏(68)が25日に着任した。トランプ前政権時代の米国は国際機関の軽視が目立ったが、トーマスグリーンフィールド氏はニューヨークの国連本部で、「協力すれば、私たちはより強くなる」と多国間主義を重んじる姿勢を示した。
外交官として35年以上のキャリアがあるトーマスグリーンフィールド氏は「外交とは、思いやりを示し、相違点をなんとかしようと努力し、人びとを結びつけることだ」と持論を展開。国連については「人びと、国々を結びつけるための世界で最も重要な場所だ」と述べた。
来月の安全保障理事会の議長は米国で、さっそくリーダーシップが問われることになる。トーマスグリーンフィールド氏は「外交が戻ってきた。米国が戻ってきた」とバイデン大統領の言葉を借りて述べた。だが、中国が国連機関において存在感を増し続ける中、米国の信頼を取り戻すのは容易ではない。
トーマスグリーンフィールド氏…
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朝日新聞国際報道部