スカイツリー新照明に 「近くで見えず羽田まで届く」

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小出大貴
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 「SEE YOU IN TOKYO(東京で会いましょう)」

 4年半前の2016年8月21日、リオデジャネイロ五輪の閉会式で日本が次の開催国としてみせたショーのフィナーレで世界に送ったメッセージだ。大きな歓声に包まれた。会場中央にはショーで使われた、人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」でおなじみの「緑色の土管」が置かれ、中から東京スカイツリー東京都墨田区)の模型が伸びていた。

 ツリーを運営する東武タワースカイツリーではこのころ、東京五輪に向けたある計画が進んでいた。

 ツリーは12年に開業したが、まだ海外からの認知度が高いとは言えなかった。五輪は富士山東京タワーなどと並んで「日本のシンボル」になる絶好の機会。社内でまとめた案は「羽田空港に降り立った人が気づくライトアップに増強する」だった。

 羽田から高層ビル群が林立する都心までは距離がある。周辺は、夜は暗い。ツリーをより輝かせることで景色が寂しくならないようにしたい、と考えた。担当課長の工藤裕之さん(46)は「スカイツリーだからこそできる『おもてなし』だと考え、社として投資を決めた」と話す。

 約20キロ離れた羽田に、どうやって光を届けるか。ツリー建設時に設計を手がけた日建設計と、照明機器を納めたパナソニックに話を持ちかけた。

 日建設計の篠原奈緒子さん(…

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