「緑を守れ」は上から目線 中村桂子さん、問い直す感覚

有料会員記事

聞き手・藤田さつき
[PR]

 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが始めた若者たちの抗議運動「フライデーズ・フォー・フューチャー」や、昨秋に菅義偉首相が宣言した「2050年までの温室効果ガスの実質ゼロ化」で、気候変動問題がよく話題にのぼるようになりました。でも「自分事」とはなかなか捉えづらい人も多いのでは。気候変動をどう考えればいいのか、JT生命誌研究館名誉館長の中村桂子さん(85)に聞きました。

1936年生まれ。生き物の歴史と関係を読み解く「生命誌」を研究。近著に「こどもの目をおとなの目に重ねて」。

 ――菅首相の「実質ゼロ化」宣言以来、日本では「脱炭素化」という言葉をよく耳にするようになりました。

 「『脱炭素化』や『脱炭素社会』という言葉は、『二酸化炭素(CO2)を出さない』という意味で使われているんだと思います。でも私は、この言い方が好きではないんです」

――そうなんですか?

 「はい。実は、私たち人間を…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら