[PR]

 米通商代表部(USTR)代表候補のキャサリン・タイ氏が25日、米上院の承認公聴会に臨み、「労働者中心」の通商外交の基本姿勢を説明した。トランプ前大統領の恣意(しい)的な「関税合戦」とは一線を画したが、厳しい対中姿勢や国内産業の保護重視など、ライトハイザー前代表との共通点も色濃くにじんだ。

 タイ氏は、トランプ前政権が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP)について「中国という難題を念頭に、米国が経済・戦略上の利益を共有する友好国と協調する、というTPPの『基本公式』は今日でも妥当だ」と指摘。ただ、「この5~6年で、世界は大きく変わった」として、早期復帰は難しいとの見方をにじませた。日米などがルールづくりで連携し、中国を牽制(けんせい)する意義は重視する立場を示した。

 タイ氏は中国から台湾を経て、最終的に米国へと移り住んだ両親のもとに生まれた。トランプ前政権が中国とまとめた通商協議「第1段階の合意」については「合意は合意であり、履行させる」と説明した。中国を「国家がオーケストラの指揮者のように経済を統制できている、手ごわい競争相手」と形容し、対中交渉には「あらゆる政策手段を検討する」と述べた。「我々は中国にはならないが、経済通商政策の指揮について再検討が必要だ」とも述べ、米国も、経済自由化を偏重しない姿勢をにじませた。

 米議会では、TPPなどの多国…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら