東京五輪、無観客は想定せず 橋本氏、中止や再延期否定

照屋健
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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長(56)が26日、朝日新聞などのインタビューに応じ、無観客開催は現時点で想定していないとの認識を示した。大会開催については「開催することは決まっている」と語り、中止や再延期は否定した。

 橋本会長は「無観客はシナリオの中でどうかと考えたとき、他の大会がお客さんを入れてやっているので、オリパラだけなぜ入らないのか、と絶対アスリートは思う」と述べた。「(無観客を)シナリオとしては想定していないのか」との質問に、「そうですね。他は入ってますからね」と答えたうえで、「これからの感染状況にもよる」とも述べた。

 大会開催の可否については「開催することは昨年7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まっている」と指摘。世論の大会への支持率の低さに触れ、「医療の逼迫(ひっぱく)など懸念材料が払拭(ふっしょく)されない限り、支持率は上がらない。第一に考えるのはコロナウイルス対策」と語った。

 再延期については「IOCもIPC(国際パラリンピック委員会)も言っていない」と否定。「延期で経費がかかっているという批判もある。(再延期は)国民の皆様に受け入れてもらえない」と話した。

 また、来週にも開催されるIOCや東京都、政府らとの会議で観客について方向性を協議する考えを示し、「チケットやホテルなど早めに方向性を出してほしいと誰もが思っている」と述べて、議論を進める必要があるとの認識を示した。橋本会長は聖火リレーがスタートする3月25日前後に観客について方向性を示すとしている。(照屋健)