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 渡辺明名人(36)=棋王・王将と合わせ三冠=への挑戦権を争う第79期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦が26日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で一斉に指され、斎藤慎太郎八段(27)の優勝が決まった。斎藤八段の名人挑戦は初めて。

 斎藤八段は7勝1敗の単独首位でこの日を迎えた。6勝2敗で2番手だった広瀬章人八段(34)が豊島将之竜王(30)に敗れ、斎藤八段の優勝が決定。斎藤八段は27日未明、佐藤天彦九段(33)に勝利した。渡辺名人に挑む名人戦七番勝負は、4月7日に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。

 斎藤八段は奈良市出身。2012年にプロ入りし、18年に初タイトルの王座を獲得した。今期初めて、棋士10人が総当たりで名人への挑戦権を争うA級順位戦に参加した。開幕から4連勝して、首位を譲ることはなかった。(村瀬信也