コロナ禍、それともコロナ下? 悩ましい報道の言葉

有料会員記事

用語幹事補佐・田島恵介
[PR]

 新聞社や通信社、放送局の用語担当者が集まって「報道の言葉」について意見を交わす会合が月に一度、東京で開かれます。報道各社で構成する業界団体・日本新聞協会の下にある、加盟28社の「新聞用語懇談会関東地区幹事会」(用懇(ようこん))です。

 新しい言葉は日々生まれ、時代とともに用法も変化します。各社には用語の担当者がおり、報道の最前線で日本語をどう扱うか悩み、格闘しています。会合ではそんな「懸案」について情報交換し、内容を持ち帰って今後の対応を考えます。

 最近では、選挙カーの「ウグイス嬢」の是非をジェンダー的観点からどう考えるか、という議題がありました。「車上運動員」と言い換えた社がある一方、この表現がまだ浸透していないとの判断のもと、「いわゆるウグイス嬢」と報じた社もありました。コロナ禍で増えているイベントなどの「順延」「延期」をどのようなニュアンスで使うか、といったことも議題に上りました。

 常用漢字表の改定時には、漢…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら