「誰もがスポーツ楽しめる社会に」 あるパラ選手の願い

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榊原一生 河崎優子
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 障害の有無や性差を超え、スポーツの楽しさを体現する選手がいる。障害者スポーツを通して、多様性を学ぶ子どもたちがいる。開幕まで半年を切った東京パラリンピック新型コロナ禍が続く中での開催には不安もあるが、選手や支援者たちは、自国開催が社会に変化をもたらすきっかけになればと願う。

 スポーツは一般的に男女で種目が分かれているが、パラ競技の車いすラグビーは男女混合でチームを編成する。倉橋香衣(かえ)選手(30)=商船三井=は、女子でただ一人の日本代表候補選手として東京大会を見据えている。

 2月上旬、神戸市内の体育館。厚手のグローブをはめ、激しいタックルに耐えうる頑丈な造りの競技用車いす「ラグ車」に乗って、長短のダッシュを繰り返した。1月から実家のある兵庫県に戻り、代表招集に備えて1人黙々とトレーニングに励んでいる。

 代表入りは4年前。当時は「初の女性」に注目が集まり、戸惑いと悔しさを感じたが、最近は考えが変わった。「選手の自分を見てほしかったけど、私がいることでこの競技が男女混合種目と知ってもらえる。そこに自分が存在する意味を感じています」

「私が競技を頑張る理由」

 スポーツでは体力や筋力が発…

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