写真展「福島のいま」、データを無料提供

力丸祥子
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 東日本大震災東京電力福島第一原発の事故からまもなく10年。いわき市にある浜通り医療生協が写真展「福島のいま」のデータを無料で提供している。

 堤防を乗り越えて押し寄せる津波、押し流され岸壁に乗り上げた重さ300トンの漁船……。「あの日」を生々しく伝える記録に加え、2020年、大熊町の帰還困難区域内で解体が始まった住宅など、被災地の10年間を記録した写真約70枚を見ることができる。

 これまで病院の待合室などで写真展を開いてきたが、時間の経過や五輪開催の話題などで被災地への関心の低下が懸念されている。「終わったことにしてほしくない」と組合員らが撮りためた3千枚から選び、状況がわかるよう説明文を添えた。個人にも提供する。

 貸し出しを担う工藤史雄さんは「コロナ禍で写真展の開催は難しいが、福島のいまを知り、関心を持ってもらいたい」と話す。問い合わせは浜通り医療生協(0246・92・3099)へ。(力丸祥子)