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 サッカー・J2リーグは27日開幕した。7季ぶりのJ1復帰を目指すモンテディオ山形は、石丸清隆監督(47)が指揮を執って2年目を迎える。昨季後半で手応えをつかんだ攻撃力に磨きをかけ、28日に敵地でのFC町田ゼルビアとの開幕戦に臨む。本拠開幕戦は3月21日の栃木SC戦。

 2月上旬、キャンプ地の静岡県御前崎市のサッカー場。温暖な気候のもと、選手たちは45分×4本の練習試合に臨み、戦術を確認しあいながら汗を流した。

 今年のキャンプは例年と少し異なる。昨季まで序盤は走り込みや筋力トレーニングなど基礎体力作りに重点を置いたが、今季はボールを使ったメニューが目立った。ただ、3対3の1分間のゲーム形式の練習を12回繰り返すなどハードさは変わらない。石丸監督は「初めての挑戦だが(ボールを使って)フィジカルに重点を置いたトレーニングを行っている」と語る。

 選手たちも新しい調整方法になじんでいるようだ。MF中村充孝選手(30)は「ボールを使わないトレーニングがほとんどない。ボールを使ったトレーニングにフィジカル要素もがっつり入っているので僕的にはこっちが良い」。MF加藤大樹選手(27)も「ボールを使ってトレーニングしていれば筋力も勝手に付いてくる」と話す。

 昨季は序盤に出遅れ、一時20位まで順位を下げた。だが、徐々に課題の攻撃力に厚みが増し、10月は4勝1敗1分けの好成績で、石丸監督が優秀監督賞を受賞。この間に順位を上げ7位でシーズンを終えた。

 今季も目指すのは、攻守ともアグレッシブなサッカーだ。昨季、チームトップの14得点を上げ、守備でも前線で相手にプレッシャーをかけるFWヴィニシウス・アラウージョ選手(28)が残留。けがで離脱した副主将のDF栗山直樹選手(30)もトレーニングゲームに参加するなど、復帰に向けた準備を進める。

 補強では、①アグレッシブなサッカーにマッチする②選手間の競争を高める③チームの底上げにつながる、という3要素を重視し、新加入は過去最多の14人。ゴールへの起点となるプレーが期待されるMF堀米勇輝選手(28)をJ2千葉から期限付き移籍で迎えるなど、経験豊富な中堅選手が多く加わった。高山明泰・強化部長は「獲得したかった選手を全員獲得できた」と手応えを語る。

 今季のJ2リーグ戦は、上位2チームのみがJ1に自動昇格し、参入プレーオフはない。一方、昨季は降格がなかったため、下位4チームは自動降格となる。

 4季連続で主将を務めるDF山田拓巳選手(31)は「開幕後のスタートダッシュにかかっている」と意気込む。(鷲田智憲)

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