県材木の家、こう造る 林業分かるデジタル展示場 岐阜
高木文子
岐阜県産の木材の流通業者や工務店などでつくる「ぎふの木ネット協議会」が5月、スマホで見られる「デジタル展示場」を立ち上げる。完成した木造住宅などのほか、山で木材を切り出す作業や製材所の様子も紹介する。木材の活用が地域環境を守ることにつながるとPRし、マイホームに県産材を選んでもらう狙いだ。
協議会は製材業者や中小の工務店、設計事務所、学識者ら200以上の個人・団体が参加している。デジタル展示場には約50社が参加し、デジタル技術の実績がある日本ユニシス(東京)と共同実施する。
展示場には仮想のまちや山があり、住宅をクリックすると実際のモデル住宅のVR映像に切り替わったり、山のアイコンから林業現場の動画に切り替わったりする。
協議会の事務局を務める「ヤマガタヤ産業」(岐南町)の吉田香央里取締役は「消費者に県産材の特徴を知ってもらい、住宅の構造材を選んでもらえるようになれば」と話す。展示場に参加する業者も募っている。問い合わせは同社(058・271・3111)。(高木文子)
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