岩橋千塚古墳群の井辺1号墳、県教委が発掘調査の説明会

高田純一
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 和歌山市東部にある岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群の井辺(いんべ)1号墳で27日、県教委文化遺産課による発掘調査の説明会があった。市民ら90人が熱心に耳を傾けた。

 井辺1号墳は現存する県内最大の方墳で、7世紀前半に築かれた。横穴式石室が中央付近にあり、東西の側辺が直線ではなくやや膨らみのある台形状をしている。昨年11月からの発掘調査で、墳丘部分の長さは北側の上辺は17メートル、南側の下辺は36メートル、側辺は29メートルとわかった。

 同課調査班の中辻慧大さんは、古墳に埋葬された人物について「この大きさなら地域で一番力を持っていた有力者」とみる。参加した和歌山市の寺本東吾さん(69)は「古墳時代にこんなに立派な石室があることに驚いた」と話した。(高田純一)