接種1回のJ&Jワクチン、米で使用許可 日本でも治験

新型コロナウイルス

ワシントン=香取啓介
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 米食品医薬品局(FDA)は27日、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナウイルスのワクチンについて18歳以上に緊急時の使用を許可した。1回の接種で十分な効果が得られるほか、通常の冷蔵庫で保管できるため、接種の加速が期待される。

 米国で使用許可が出ているのは米ファイザーと独ビオンテック、米モデルナが開発したワクチンの2種類。いずれも十分な効果を得るには2回の接種が必要としている。

 FDAはJ&Jのワクチンについて、1回の接種で新型コロナの発症率を66%減らす効果を確認。重症化率も85%減らす効果があるとしている。主な副反応としては接種場所の痛みや頭痛、倦怠(けんたい)感などだが、ほとんどは軽いという。FDAは「(ワクチン接種による)利益がリスクに勝る」としている。緊急時の使用許可は、一定の条件下で未承認の治療法を広く使えるようにするもので、薬事承認とは違い、一時的なものだ。

 J&Jは米国内で、3月末までに2千万回、6月末までに計1億回分を供給するとしている。日本国内では治験が始まっているが、供給計画は決まっていない。(ワシントン=香取啓介)

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