コロナの変異、世界で追跡 遺伝情報シェアが対処の鍵に

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野口憲太
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 新型コロナウイルスは一定の頻度で遺伝情報の変異を蓄積して、時に感染力などの性質を変えている。どんな変異が起きているのかを世界中で共有する仕組みも整備され、新型コロナの研究は従来にないスピードで進んでいる。

拡大する写真・図版米疾病対策センターが作った新型コロナウイルスのCG=CDC/Alissa Eckert,MSMI;Dan Higgins,MAMS

変異とは「設計図」のコピーミス

 2020年4月、米国のチームによる、専門家の査読を受ける前の論文が公開され、研究者の注目を集めた。新型コロナウイルス遺伝情報に生じたたった一つの変異がウイルスの感染力を強め、世界的な感染拡大の「主流」になっている。論文はその可能性を示唆していた。

 その後の数カ月で、中国・武漢市で初めて確認されたウイルスはほぼ検出されなくなり、この変異を持つウイルスが取って代わった。変異は「D614G」と呼ばれ、日本でいまも感染が続くウイルスに受け継がれている。

 新型コロナウイルスの遺伝情…

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