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 大分県中津市と日田市を結ぶ自動車専用道路「中津日田道路」の一部である「耶馬渓道路」(5キロ)が2月28日、開通した。これで中津日田道路は延長約50キロのうち、22・8キロが開通したことになる。災害などで通行止めになることの多い国道212号の代替道路などの役割が期待される。

 開通したのは耶馬渓山移(やまうつり)インターチェンジ(IC)と下郷交差点間(いずれも中津市耶馬渓町)。片側1車線で、制限速度は時速70キロ。県内の道路では最長となる鹿熊(かぐま)ふるさとトンネル(2986メートル)が約6割を占める。県が2008年度から工事を進め、事業費は222億円。

 鹿熊ふるさとトンネル内であった開通式には、広瀬勝貞知事や国会議員らが出席。奥塚正典中津市長は「代替道路として働くこの道は命の道。今日をスタートに全線開通へ向け全力を尽くしたい」とあいさつした。最後に市内4高校の吹奏楽部員らが演奏するなか、約80台の車が通り初めをし、午後3時から一般に開放された。

 中津日田道路は中津港と日田ICを結ぶ。県北地域で盛んな自動車産業の物流ネットワークや広域観光ルートの形成に期待がかかる。工事は三光本耶馬渓道路(10キロ)と日田山国道路(8・8キロ)で進んでいるが、日田ICから約4キロの区間は事業化の2段階前の調査区間でとまっている。(大畠正吾)

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