五輪延期決定から約1年で変わったこと 高橋繁浩

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ジャパンオープンの女子50メートル自由形決勝に臨む池江璃花子選手
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スポーツのミカタ

 2020東京オリンピックパラリンピックの開催延期が決まったのは昨年の3月24日であった。多くの選手や大会関係者らが様々な思いをはせ、1年後の開催を信じ、これまで取り組んできたことだろう。だが、新型コロナウイルス感染症の収束はいまだ見えない状況にある。

 そんな中、日本の競泳界は状況が変わりつつある。2月上旬に開催されたジャパンオープンで2人の選手に注目が集まった。

 1人は池江璃花子選手だ。女子50メートル自由形で見事に2位に入った。昨年9月の復帰レースからわずか5カ月で、自身の日本記録に0・7秒と迫る24秒91で泳ぎ切った。白血病と診断されたのがちょうど2年前。その時は失意のどん底にあったはずだ。長い間、苦しい闘病生活を送っていたとは思えない素晴らしい泳ぎに驚愕(きょうがく)した。はやる気持ちを持ってはいけないと思いつつも、東京五輪で彼女が泳ぐ姿を想像してしまうのは、私だけではないだろう。

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ジャパンオープンの男子200メートル平泳ぎを制した佐藤翔馬選手

 そして、もう1人は20歳を…

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