世界水泳、経費が50億円増 来年5月に延期で再度試算
神野勇人
来年5月に福岡市で開かれる世界水泳選手権の開催経費が、市の試算で、当初の想定から50億円以上増えて180億~190億円に膨らむ見通しとなった。会場整備費の増加が理由で、市の負担も90億円超に増える可能性があるという。
大会は博多区のマリンメッセ福岡などで開催。新型コロナの影響で東京五輪・パラリンピックが1年延期になったことを受けて、開催が2021年7月から22年5月に変更された。新年度予算案に整備費など40億円を計上していることから、改めて試算したという。
市が2月19日の市議会で示した試算によると、時期が夏の7月から5月になったことで水温の調節ができる設備や屋外の仮設プールにつける屋根など約13億円分の整備が新たに必要になったという。日程変更以外でも、国際水泳連盟(FINA)がウォーミングアップ用のプールの増設などが必要と指摘したことも理由という。
19年2月の市の試算では…