コロナ流出説「可能性低い」と発表 WHOが武漢報告書

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ロンドン=金成隆一、瀋陽=平井良和、ワシントン=合田禄
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 世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの起源について中国湖北省武漢市で行った現地調査の報告書を発表し、「(武漢の)研究所から流出した可能性は極めて低い」とした。米バイデン政権は報告書の中立性に疑問を呈しており、調査をめぐる米中の対立が続いている。

 報告書は新型コロナのヒトへの感染経路をめぐる四つの主要な仮説を検証した。その結果、可能性が高い順に、①元々ウイルスを持っていた動物から別の動物「中間宿主」を経ての感染は「可能性が高い、もしくは、可能性が非常に高い(a likely to very likely)経路」②元々の動物からの直接感染は「可能性がある、もしくは、可能性が高い(a possible to likely)経路」③冷凍食品などに付着したウイルスからの感染は「可能性がある(a possible)経路」④研究所からの流出は「可能性が極めて低い(an extremely unlikely)経路」と評価した。

 ①と②の仮説について報告書は、調査範囲を武漢市外や他国にも広げていくことなどが必要だと指摘。③についても調査を深める方向性を示した。一方、④の「研究所からの流出説」については、事故は安全措置や管理体制が不十分な研究所では起こりうるが、武漢の研究所はいずれも高い安全性を備えていたと記述。研究所からウイルスが間違って流出する危険性は「極めて低い」と指摘した。

 今回の調査では、動物からヒ…

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