努力や練習と無縁な息子が心配 上野先生「好きだわぁ」

有料会員記事

[PR]

悩みのるつぼ 相談者 50代女性

 50代女性です。大学生の息子のことで相談します。

 息子は幼い頃から「頑張れない」性分です。縄跳びの二重跳びができなくても「できるようになりたい」欲も出ず、「悔しい」思いも生まれず、当然「努力・練習」もせず、その時間を「通過」してきました。友達は多く、穏やかで、大人の話、授業の理解はしていたので先生方からは褒められることが多い子どもでした。

 しかし親としては「この先、『嫌なこと』を乗り越えられるのか」と心配でした。案の定、中学では提出物を出さず、定期テストは勉強しない。「行かれる高校」を形式的な受験で合格。高校では努力を要さずとも文武充実。しかし、大学の推薦入試の準備は自力でできず、担任が大幅に手を入れた志望書で合格。そして今、卒業単位が取得できるかギリギリのライン。本人は「単位は取るつもり」と言いますが、就活は他人事のようで明け方までゲームです。

 父親はあきれて放任。母親として期待と心配で過保護、過干渉だったとは思いますが、「最後の子育て」として「1人で生き抜いていかれる人」にするために「卒業見込みがたたなければ学費はもう出さない。携帯電話は解約。家も出てもらう」と言ってあります。このような息子に親としてこれでいいか、またはすべきことのご意見をお願いいたします。

回答者 社会学者・上野千鶴子 親の理想の人間像とは違っても

 この息子さん、好きだわあ。

 他人と競おうともせず、悔し…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。