シリアに4800億円支援 日独など、閣僚級会合で表明

ブリュッセル=青田秀樹
【動画】シリア北西部アフリンにある避難民キャンプ=メスット・クチュクアルスラン撮影
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 内戦が続くシリアの人たちへの支援を話し合う閣僚級の国際会合が30日に開かれ、2021年分として約44億ドル(約4800億円)の支援が表明された。人口の半数以上が家を追われた人道危機に対し、欧州連合(EU)の外相にあたるボレル外交安全保障上級代表は記者会見で「シリアの人たちに寄り添い続ける」と語った。

 国連とEUが共催する「ブリュッセル会合」は今回で5回目。80以上の国や国際機関がオンライン方式で参加した。EUの集計によると、ドイツが約11・2億ドル(約1230億円)、米国が約6億ドル(約660億円)、日本が約2・1億ドル(約230億円)といった支援を表明した。

 シリア内戦は、2011年春に反政府デモをアサド政権が弾圧したことが引き金となって始まった。過激派組織「イスラム国(IS)」の台頭もあり、1300万人以上が家を追われて国の内外に逃れる事態になった。(ブリュッセル=青田秀樹)