ワシントンの桜が満開に 日米友好の証し、寄贈の3千本

ワシントン=園田耕司
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 米国の首都ワシントン中心部で、ポトマック川の入り江「タイダルベイスン」沿いの桜が満開を迎え、大勢の人々でにぎわっている。

 ポトマック河畔の桜は日本に由来したものだ。のちに「憲政の神様」と言われる尾崎行雄が東京市長時代の1912年、日米友好の証しとして約3千本を寄贈。1927年には最初の桜祭りも始まり、ポトマック河畔の桜は地元の人々の誇りでもある。

 今年はコロナ禍の影響で例年より人出は少ないものの、大勢の人々がマスク姿で満開の桜を観賞していた。近くに住む弁護士ジェイミー・バレスさん(31)は「桜はとても美しい。素晴らしい伝統であり、楽しんでいます」と語った。

 今年の「全米桜祭り」はバーチャルイベントが中心で、ポトマック河畔は例年の華やかさにはほど遠い。ただ、新型コロナウイルスのワクチン接種も進みつつあり、春の訪れとともにワシントンの雰囲気は明るくなってきている。(ワシントン=園田耕司)