2年半埋まらぬ溝 医薬・化粧品の産別、連合に入れず

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榊原謙

拡大する写真・図版UAゼンセンに脱退届を出した労組などで結成された薬粧連合の臨時大会=2019年4月17日、薬粧連合提供

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 企業ごとに労働組合をつくるのが一般的な日本では、似た産業の労組がまとまって産業別組織(産別)を構成することで、経営側に対する交渉力を強めています。この産別をさらに束ねるのが労組の中央組織・連合です。この連合への加盟を2年半ほど前から申し入れているのに、今も認められていない産別があります。組合員が3万人を超す産別の合流は、連合にとっても本来ならありがたい話のはず。一体、何が起きているのでしょうか。

小野薬品工業の労組も合流

 この産別は「医薬化粧品産業労働組合連合会(薬粧連合)」。第一三共アステラス製薬といった大手を含む医薬品メーカーなど12労組が2018年10月に結成した。その後も加わる労組が相次ぎ、小野薬品工業の労組も今年4月1日付で加盟した。これで傘下組織は20労組、組合員数は結成時から5千人増えて3・2万人になった。

 薬粧連合は、小野薬品労組の合流が決まったことを受けて「加盟組合にとって有意義な活動を展開しながら、仲間の組織を増やしていきたい。産業の健全な発展を通じて、働く者の雇用の安定や労働条件の向上に取り組む」とコメントを出した。

 薬粧連合は結成した当初から…

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