空から古墳散歩を まりこふんさんと17日にイベント 

聞き手・田中祐也
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 古墳への愛を歌う古墳シンガーとして、テレビやラジオでも活躍するまりこふんさんは、全国3千基以上の古墳を訪れている。古墳を巡ったり、SNSで情報発信したりすることを「墳活(ふんかつ)」と呼び、古墳の楽しさを広める活動をしている。4月17日には朝日新聞の記者サロン「空から見よう! いろんな古墳」に参加し、ヘリからみた関西の古墳の魅力について語る予定だ。

 ――古墳にはまったきっかけを教えてください。

 私はもともと歌手で、ライブで全国を回っています。十数年前、大阪でのライブの合間に、大山(だいせん)古墳(伝・仁徳天皇陵、堺市)に行きました。大きすぎて、森にしか見えませんでしたが、近くの博物館で大山古墳が世界3大墳墓の一つであり、面積では世界最大ということを知って驚きました。それから古墳に興味を持つようになりました。ライブで全国を回るたびに、古墳を見て歩くようになりました。

 ――普段はどんな風に「墳活」を楽しんでいますか。

 私は古墳に着くとまず、周囲を一周します。大きさを実感して、築造時期や特徴を書いた看板があればじっくり読みます。今の古墳の大半は木が生えた小山のような形をしています。それでも、築造時には埴輪(はにわ)があったり、小山の中には石室があったりするのかなと想像して楽しみます。

 お墓ですので、墳丘に上がるときは、必ず「失礼します」と心の中で言います。墳丘上から、当時の人もこの景色を眺めていたのかと思いにふけります。

 ――今回は上空から関西の古墳を巡ります。楽しみなところは。

 過去に2度、百舌鳥(もず)・古市古墳群を軽飛行機から見たことがあります。上空からだと古墳の位置関係がよくわかります。古墳群と言われるぐらいの密集具合や、百舌鳥と古市の古墳群が近いように思えて意外と距離があることを実感できました。

 ――古墳を好きになった大山古墳も上空から見たそうですね。

 本当に鍵穴のような形をしているんだと思いました。それと同時に、なんで古代人はこんな形の古墳を造ったのかと改めて考えましたね。今回はヘリなのでより近くから見られるのではと楽しみにしています。

 ――今回は百舌鳥・古市古墳群以外の古墳も巡ります。

 奈良県桜井市箸墓古墳を見られるのはうれしいですね。卑弥呼の墓との説もある前方後円墳です。古墳の周りを一周すると、くびれ部分がはっきりとわかる古墳で、上空から見るとより美しさがわかるのではと期待しています。

 ――「古墳にコーフン協会」を設立して8年。最近古墳がブームになっていると聞きますがいかがですか。

 ブームを実感しますよ。数年前から「まりこふんと行く」というバスツアーで関東の古墳をめぐっていますが、毎回ほぼ満席が続いています。参加者も中高年の男女だけでなく、小学生ぐらいの子どもや20~30歳代の女性など幅広い世代の人が参加してくれています。

 全国の東急ハンズとコラボして全国の古墳グッズを集めたイベントを開いています。昨年は前年比3倍になった会場もありました。

 ――会長を務める古墳にコーフン協会も4月3日にオンラインイベントを開きますね。

 協会は福島から大分まで全国に17支部あります。各支部に話を聞くと、コロナ禍で遠出ができない中、地元の古墳を巡っているそうです。今回は各支部長が地元のおすすめ古墳を解説するコーナーを設けました。ホームページ(http://kofun.jp/別ウインドウで開きます)から申し込めますのでぜひ参加してください。(聞き手・田中祐也

 朝日新聞は4月17日午後2時から、オンライン記者サロン「空から見よう! いろんな古墳」を配信します。まりこふんさんと、朝日新聞の歴史・文化財担当の中村俊介編集委員が、空から見た古墳の映像をもとに古墳の魅力を語ります。

 視聴は無料。朝日新聞デジタルの会員登録が必要です。申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11004029別ウインドウで開きます)またはQRコードから。締め切りは17日午後3時。質問も受け付けます。