パラ聖火の「採火式」、詳細発表 自治体880超で実施

斉藤佑介
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 今年8月に開幕する東京パラリンピックの聖火について、大会組織委員会は31日、全国各地で火をおこす「採火式」の詳細を発表した。実施する市区町村はこれまで700超とされていたが、880超に増やす。採火された聖火は東京で一つに集められ、8月24日の開会式までリレーされる。

 パラはギリシャで採火する五輪と違い、「聖火フェスティバル」として全国各地で火をおこす採火式を行う。各自治体が「共生社会実現」の願いなどをこめ、趣向を凝らす。8月12~16日は43道府県で採火し、17~20日は競技を実施する静岡、千葉、埼玉、東京の4都県内で採火式と聖火リレーを行う。

 宮城県石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園では、東日本大震災の被災地から集めた木片でおこした火を復興の象徴として使う。新潟県胎内市では、日本最古の油田、シンクルトン記念公園で原油をもとに採火する。広島市では平和記念公園で燃え続ける「平和の灯」から直接火を採るという。

 8月20日夜に47都道府県の火が集まると、21~24日に改めて都内で聖火リレーを実施する。聖火リレーは走者が3人1組となり、計約1千人の手で8月24日に開会式が行われる東京・国立競技場まで聖火をつないでいく。斉藤佑介

パラリンピック聖火のユニークな採火方法や式典

<岩手> 鍾乳洞「龍泉洞」(岩泉町)の水を使ったレンズと太陽光で

<宮城> 東日本大震災で倒壊した家屋(石巻市)などの木片でともした火から

 JAXA角田宇宙センター(角田市)の燃焼実験で発生した種火を使う

<群馬> 特別支援学校盲学校で児童や生徒が中心になって古代の火おこしで

<静岡> 伊東市ではパラ競技ボッチャで使うボールに見立てた球体のキャンドルから

<愛知> 江南市の障害者施設で作るパンのオーブンで

<岡山> 瀬戸内市の日本刀の古式鍛錬の工程で

<広島> 広島市平和記念公園にある「平和の灯」から

<福岡> 直方市の石炭記念館で、石炭に火をつけて

<大分> 障害者の就労支援の草分けとされる「太陽の家」で集火式

<鹿児島> 種子島の火縄銃の火打ち石で