男女ペアで立候補「義務」 異色の選挙で女性議員増えた

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パリ=疋田多揚
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 世界経済フォーラムが3月31日に発表した男女平等ランキングでは、教育や医療、経済など4分野で男女格差の是正具合が評価される。政治分野では女性の政治参加がどれほど進んでいるかが大きなカギとなる。

 仏中部リモージュ市に暮らす医療事務職員、ナタリー・メジーユさん(48)は2015年、市長に「出てみないか」と地元オートビエンヌ県議選への立候補を打診された。

 その前の年、「政治に関わりもせずに文句ばかり言うのはよくない」と思い立ち、立候補して落選したばかりだった。そのときの市議選では、比例名簿で55人中44番目と最初から当選の見込みは薄かった。

 15年の県議選が異色だったのは、フランスで初めて、男女がペアになって立候補する制度が採用されたことだ。

あきらめた男性ベテラン議員 「せめて家族から…」

 有権者は選挙区で男女のペア1組を選んで投票する。そのため、どの県議会でも当選する議員は男女半々になる仕組みだ。そうして増えることになる女性議員の候補をリモージュの市長は探していた。

 メジーユさんがオートビエン…

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