竹刀での指導で負傷と認定、全空連が強化委員長を処分へ

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竹園隆浩
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 空手の組手女子61キロ超級の東京オリンピック(五輪)代表に確定している植草歩選手(28)=JAL=が、全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫強化委員長からパワーハラスメント行為などを受けたと訴えている問題で、全空連の倫理委員会は31日、香川氏が1月の練習中に竹刀で植草選手の目を負傷させた事実を認定した。全空連は理事会で香川氏の処分を決める方針で、それまで全空連での活動を停止していることも明らかにした。

 倫理委はこの日、東京都内で2人を聴取。「竹刀を用いた練習は大変危険で、どの練習においても全く認められるものではない」との声明を出した。

 聴取後、植草選手は「きちんとお話しした」と報道陣に語るのみだったが、28日に更新した自身のブログでは、昨秋から香川氏に自尊心を傷つけられたり、怒鳴られたりすることが増えたと主張。1月27日の練習中に竹刀で顔面を打たれ「左眼球打撲」の診断を受け、3月の代表合宿参加も禁じられたとしている。

 植草選手の代理人を務める境田正樹弁護士は、植草選手の負傷後も香川氏の指導が是正されなかったと指摘。「問題のある指導が続いてきたのはスポーツ団体としてあるまじき行為。強化委員会のスタッフは知っているのに止めなかった」と組織のあり方に疑問を呈した。「(植草選手が)東京五輪に向けた練習に取り組めない」とも語り、香川氏ら代表の指導体制の見直しを求めるとみられる。

 香川氏は朝日新聞の取材に「(竹刀による指導は)稽古の一環と主張したが、認められなかった」と述べた。

■容認できない竹刀での指導

 植草選手を帝京大在学中から…

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