アップルの供給元110社、「再生エネ100%」に

サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米アップルは31日、同社の気候変動対策の取り組みに呼応して、世界の供給元の部品メーカー110社以上が、アップル向けの生産で使う電気を100%再生可能エネルギーでまかなう取り組みを進めていると発表した。日本では新たに村田製作所とツジデンが加わった。米欧の巨大企業が再生エネの使用に傾くなか、日本企業も対応を迫られるケースが増えている。

拡大する写真・図版アップルのデータセンターに電力を供給している米オレゴン州の風力発電基地=米アップル提供

 アップルは昨年7月、2030年までに同社のサプライチェーンや製品サイクルで、100%の「カーボンニュートラル」を達成すると表明した。部品メーカーに対し、アップル向けの部品を作る際に再生エネ比率を100%にするよう求めている。昨年7月の時点では、ソニーなど70社以上がこの取り組みに参加。今回、参加企業が110社超に拡大した。

 日本では再生エネの比率は2割にとどまり、欧州などに比べて取り組みが大幅に遅れている。ただ、そうした日本の国内状況にかかわらず、アップルなどの巨大企業が日本の取引先に再生エネの使用率を100%にするよう求めるケースが増え、日本企業側が対応を迫られている形だ。(サンフランシスコ=尾形聡彦