票ちらつかせ女性候補にセクハラ 「平等」進まぬ理由は

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野平悠一、明楽麻子、三輪さち子
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 世界経済フォーラム(WEF)が3月31日に発表した男女平等ランキングで、日本は156カ国中120位となった。特に足を引っ張ったのが政治だった。衆院議員465人のうち46人、首相を含む閣僚21人のうち2人。女性比率はいずれも1割にとどまる。政治分野は147位という日本の現実だ。衆院議員の任期満了は10月。順位を大きく変えうる衆院選が迫るが、与野党とも法律で求める男女均等に向けた大きな一歩を踏み出せずにいる。

 「女性候補を増やすために数値目標を作って、公約に入れてください」

 自民党の女性衆院議員が3月中旬、党本部で二階俊博幹事長にこう訴えた。党所属国会議員の女性比率は1割。その声を党運営に反映させるとして設定された女性議員との懇談会での発言だったが、二階氏から返答は特になかったという。計4回開かれたが、ある回の参加者は「自らの選挙に関するお願いごとがほとんどだった」と話した。

 懇談会は、森喜朗元首相の女性蔑視発言に危機感を抱いた自民の女性議員連盟が女性登用を求める提言を出したことがきっかけだ。二階氏は党幹部会議を女性議員に「ご覧にいれる」と語り、別の幹部が「オブザーバー出席みたいな形」と説明。批判を招き、意見交換の場に置き換わった。

 菅義偉総裁も含めた党役員会…

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