重傷負わせ逮捕も ボランティアの部活指導、現場任せ

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鹿野幹男、片田貴也
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 茨城県小美玉市の市立中学校で剣道部の部活指導にあたっていたボランティアの男性(46)が、男子生徒(13)に重傷を負わせた疑いで逮捕された。慢性的に不足する部活指導を地域の有志が担った結果、役割や責任が明確にされていないことが背景にある。

 県警石岡署や市教育委員会によると、事件は小美玉市の市立中で昨年9月1日、男性と剣道部員の男子生徒がつばぜり合いをしていて起きた。男性が突然体当たりしたため、生徒は後方に転倒。直後に生徒は「大丈夫です」と話したが、後日、病院で左手関節の骨挫傷や脳振盪(しんとう)など、3カ月の重傷と診断された。

 男性は8月下旬から同中へ指導に来ており、当日が3回目。市教委は「顧問も剣道経験者。(男性は)地域の剣道団体でも活動しており、接点があったかもしれない」と説明する。

 署は1月20日、男性を傷害容疑で逮捕した。男性は剣道6段で、生徒は昨春に入学して剣道を始めたばかりの初心者。部員の技量を見極められる男性が、経験の浅い生徒に危険な練習をさせてけがを負わせた責任を重くみたとみられる。

 市教委によると、男性の立場はボランティアで、校長の面談を経なくても活動できる。顧問は事件当日、練習に同席していたという。

 今回の事態を受け、萩生田光…

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