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 今年から始まった大学入試改革では、思考力や表現力がより重視されるようになりました。改革の先行きが不透明な中、どう勉強すればよいのか。NMB48のメンバーが書いた小論文を大手予備校・河合塾の講師に添削してもらい、ヒントを探ります。南波陽向(なんばひなた)さん(19)がお題を読んで挑戦しました。

今回は3回シリーズの最終回。過去2回の小論文と講評は、以下のリンクからご覧ください。

■今回のお題

「思い出に残すなら写真か動画、あなたはどちらが良いと思いますか。その理由も書いてください」(200字以内)

■「写真がいい」その理由は? 南波陽向さんの小論文

 写真がいい。とは言え、写真は光景を瞬間的に決めて撮れるが、情報量が少なく、動画は臨場感があるが印刷して飾れない。このように両者ともに一長一短あるが、それでも写真がいいと思うのは、情報量が少ないという写真の短所はある意味長所になるからだ。写真は思い出の一瞬しか写せないが、その一瞬の情景で様々なことを思い出せる。友達と笑っている写真でも当時の会話や笑い声、人によって思い出すものが違うのも魅力だろう。

■「改善点は…」 河合塾・加賀健司講師の講評

 出題と添削を担当するのは河合塾で小論文を指導する加賀健司講師です。

       ◇

 読み応えのある文章です。写真と動画の魅力を考え抜いた上で、「思い出」として残すなら、メディアが限定的で見る人に遊びの余地がある写真の方が面白くなる、と考えを深めたことがよく伝わります。この自分から離れた大きな視点がある一方、「友だちと笑っている写真」という表現で「自分の視点」にも引きつけた。両方の視点があることでこの文章がさらに説得力あるものになりました。

 ここまで濃密な内容が書けるようになったら、もう200字では足りないでしょう。さらに欲張って文章の構成を整理して、表現を補ってみましょう。

 改善点は前半部分。「とは言え」から始まる文は、両方のメディアの長所と短所を端的に示していますが、構成としてちょっと回りくどい印象があります。また、ここで挙げた動画の長所と短所を後半で受け止めていません。さらに、写真についてこの短い小論文の中で「情報量が少ない」という言葉を2度使っている。ここを整理しましょう。

 例えば「動画にはこんなメリッ…

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