広州=奥寺淳
香港警察は2月28日、立法会(議会)の元議員ら民主派の47人を香港国家安全維持法(国安法)に違反した罪で起訴した。3月1日午前、香港の裁判所で公判が始まる。司法当局は、民主派が立法会選挙前に候補者を調整するため昨年行った予備選は、立法会で過半数を取って予算案を否決するためで、国家政権転覆の罪に当たるとしている。
昨年6月末に国安法が施行されてから、最大規模の起訴となった。警察によると、起訴されたのは1月に同法違反容疑で逮捕された55人のうち、昨秋に一斉辞職した立法会議員や、区議会の現議員ら23~64歳の47人。民主派主要政党である民主党の胡志偉・前主席や予備選の運営で中心的な役割を果たした香港大元副教授の戴耀廷氏、別の罪で収監されている民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏も含まれる。
香港メディアによると、1月に…
残り:199文字/全文:550文字
【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部