熊野総合観光ガイドがキッチンカーを出店

大野宏
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 和歌山・三重・奈良3県にまたがる熊野地域の総合観光ガイド「熊野くるり」が2日からキッチンカーで地元の産品を小麦餅で巻いた「熊野うめぇロール」を販売する。新型コロナウイルス感染拡大で熊野古道への観光客が激減した逆境を「動く観光案内所」としてはね返す意気込みだ。

 「熊野くるり」を個人で営む石丸美穂子さん(50)は愛知県出身。東京でフリーライターや百貨店勤務などをした後、母の実家のある田辺市に移住。同市本宮町熊野本宮大社周辺を拠点に熊野古道のガイドをするとともに、地域伝統の釜炒(い)り茶やめはりずしを作る体験ツアーなどを企画してきた。しかし、コロナ禍で古道観光の主要顧客だった外国人がほぼ来なくなり「売り上げは8~9割減った」という。

 そこで思いついたのが、飲食店経営だ。古道ウォークのオフシーズンの真夏や真冬に移動販売ができるキッチンカーを選び、軽トラックの荷台を改造して冷蔵庫や携帯コンロを積んだ。

 メニューは地元産品にこだわった。メインはすさみ町特産のイノブタからつくるソーセージやウィンナー。最初はホットドッグを考えたが、中国出身の知人の薦めで、台湾の屋台で売られている「小麦餅」で炒めた野菜などと一緒にくるむ「ロール」にした。ソースも南高梅や金山寺みそ、古座川のゆずドレッシングなど肉の味をいかす地元産品をそろえた。

 1個500~600円(税込み)。火曜日は田辺市下屋敷町のあおい書店裏駐車場、土曜日は本宮町発心門バス停付近で午前11時から午後4時まで。日曜・祝日は本宮町祓戸王子付近のkumano森のフクロウ文庫駐車場で正午から午後3時まで営業する。イベントなどにも出店予定。詳しくはフェイスブックhttps://www.別ウインドウで開きますfacebook.com/kururikumano/)かインスタグラム(kururikumano)で。(大野宏)