ワクチン保管、零下25~15度OK 日本での条件追加

江口英佑
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 米製薬大手ファイザーは1日、新型コロナウイルスのワクチンについて、日本での保管条件に「零下25度~同15度で2週間」を追加したと発表した。これまでは超低温冷凍庫が必要な零下75度前後での保管を求めていた。通常の冷凍庫と同程度の温度でも保管できるようになり、自治体などでの管理がより容易になる。

 零下20度前後でのワクチンの安定性を調べた試験データを、医薬品の審査を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出し、保管温度の条件緩和が認められた。米国では、米食品医薬品局(FDA)が2月下旬に認めていた。解凍後の保管条件は「2度~8度で5日間」のまま変わらない。

 ファイザーと独バイオ企業ビオンテックが開発したワクチンは、2月中旬に日本で初めて製造販売を承認され、医療従事者から接種が始まっている。

 ファイザーは日本政府と年内に1億4400万回分(7200万人分)供給する契約を結んでいる。調整を担う河野太郎行政改革相は、医療従事者や高齢者向けとして、6月末までに自治体へ計約4千万人分の配送を終える方針を示している。(江口英佑)