最後の卒業生46人巣立つ 下関の西市高

貞松慎二郎
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 公立高校の卒業式が1日、山口県内各地であり、下関市では3月末で閉校する西市高校で、最後の卒業生46人が巣立った。

 1945年に県立西市農林学校として開校。その後、西市農業高、豊浦東高と改称し、52年に現在の校名となった。一昨年から募集を停止し、山口農業高校西市分校として新たなスタートを切った。西市高の卒業生は今年度を含め9084人を数える。

 中尾誠司校長は「一つの校舎に二つの学校が存在した2年間で、多くの良き伝統を引き継ぐことができた」と述べた。卒業生を代表し、生徒会長を務めた溝口光(ひかる)さんはコロナ禍で「大変だった」という最後の学校生活を振り返り、「西市魂を継承しながら新たな歴史を築いて」と後輩へ語りかけた。校旗は中尾校長から浅原司・県教育長へいったん返納された後、卒業生から在校生へと継承された。貞松慎二郎