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 高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、横浜市は1日、今月下旬から段階的に行う予定だった接種券の発送を当面見合わせると発表した。ワクチンの供給量が想定を下回る見通しとなったためで、各区の公会堂などでの集団接種と、病院などでの個別接種の開始時期が見通せない状況となっている。

 市によると、4月5日の週から約3週間で、県に44箱(2回接種で約2万人分)のワクチンが届く予定。人口比で県内自治体に割り当てられた場合の横浜市分について、市は約18箱と試算するが、対象となる市内の高齢者約93万人の1%分にも満たないという。

 「月に100箱(約5万人分)確保できれば混乱なく始められる」(担当者)として市は準備を進めるが、4月末以降の供給量がわかるまでは集団・個別接種の開始時期を明確には決められないという。市は約93万人のうち、約7万人が対象の高齢者施設での接種を優先させる方針で、4月上旬に始める予定。

 当面、ワクチンの供給量が限られる状況下で、川崎市の担当者も「本格的なワクチンの供給は、早くても4月末以降になりそうだ。(川崎市内での)4月は高齢者施設などでの試行的な巡回接種にとどまるだろう」とみている。接種券の発送は、供給の見通しが立ち、具体的な接種日程が決まってからになるという。(松沢奈々子、大平要)