鈴木康朗
ヤフーを傘下に持つZホールディングス(HD)とLINEが1日に経営統合し、ZHDの共同CEO(最高経営責任者)を務めるヤフーの川辺健太郎社長とLINEの出沢剛社長が今後の事業方針を説明した。主なやりとりは次の通り。
――海外戦略で、GAFAにない強みは。スーパーアプリを打ち出すのか。
川辺氏「ヤフー(というブランド)のライセンス(使用権)は日本国内だけなので、海外に出ていくことはない。LINEが身近なサービスでスーパーアプリ化していくことを後押ししたい」
出沢氏「ソフトバンクやネイバーという強力な親会社ができて、海外展開は加速できる」
――ペイペイとLINEペイは統合を目指すというが、基本的に既存ブランドは存続させるのか。
川辺氏「LINEとヤフーのサービスにはそれぞれお客がついている。ヤフーが男性の40、50代、LINEは若い女性が多く、すみ分けられている。ユーザーにとって二つのサービスがあるのは意味がない、というものは統合してコストの相乗効果を出す」
出沢氏「ユーザーにとって、これが本当に便利かという基準で、いろんなサービスを一緒にするか、別でいいとかの議論をしていきたい」
――統合を発表してからの1年4カ月で、お互いの会社に対してどんな発見があったのか。
川辺氏「(LINEは)コロナ…
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