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 【栃木】県内の多くの高校で1日、卒業式が開かれた。コロナ禍のため、感染防止に注意を払ったシンプルな式典が多かったが、卒業生たちは恩師や級友との別れを惜しんでいた。

 卒業生35人と県立で最も少ない日光明峰高(日光市)の卒業式は、会場の体育館窓を開放し、来賓者を減らして実施された。

 卒業生代表で答辞に立った倉田裕紀さんは長野県軽井沢町出身。アイスホッケーをするため下宿して3年間学校に通った。「コロナ禍の中でクラス、学年、地域が一致団結して強い絆を培いました。高い壁にぶつかった時、自分を見失いそうになった時、切磋琢磨(せっさたくま)して支え合った仲間たちが背中を押してくれました」とあいさつした。

 宇都宮商高では全日制と定時制、合わせて294人が卒業式を迎えた。感染対策のため、式典に参加した在校生は送辞の生徒のみ。最後の校歌もCDの音楽を会場に流しただけで声に出して歌うことはなかった。それでも卒業生一人ひとりの名前を読み上げる「呼名」は復活した。

 池田和久校長は「多くの学校行事や部活動の大会が中止になった。非常事態だったが、厳しい環境の中でも目標を見失わず、下級生の手本となるよう頑張ってくれた」と卒業生たちをねぎらった。(梶山天、津布楽洋一)

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